静謐なるグレー
“BLACKWING 10
1887年ジョーゼフ・ピューリッツァーが運営するニューヨーク・ワールド紙は、女性記者ネリー・ブライに、ひとつの調査を命じました。ニューヨーク、ブラックウェル島の女性精神病院の実情を調べること。そして「事の善悪に関わらず、見たまま、知ったままを書き著す」こと。それが彼女に与えられた指示でした。ネリーは彼女の考え及ぶ限り最良の方法、つまり彼女自身が10 日間この病院へ身を委ねることでした。

調査を経て発表された記事は「精神病院での10 日間」と題され、偏見のない調査報道として最も象徴的な最初の事例となりました。これまで患者が強いられてきた劣悪な生活環境を暴露し、さらには精神の病を取り巻く誤った認識に光を当てる称賛さるべきすばらしいものでした。

 

NO10;
ブラックウィング10 は、真実を報道し続け市民の代弁者であったネリー・ブライへ、また同様に彼女のような調査報道記者やジャーナリズムへのトリビュートモデルです。
新聞紙を思い起こさせるマットグレイとダークグレイロゴのコンビネーションは美しく知的なデザインに仕上がっています。そしてこの鉛筆に使用した芯はレポートパッドへ素早くメモを取るに適した硬めのエキストラファームです。
モデルナンバー“10”は多くの人々に衝撃を与えた調査報道記事のためにブライ女史が費やした「10 日間」に由来しています。
 

 
 
 

 

<完売しました>



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